ごあいさつ
当室は、2018年に東大阪市内に開室された心理療法室(カウンセリングルーム・心理相談室)です。
セラピスト(カウンセラー)は、臨床心理士・公認心理師の有資格者で、ユング派の認定心理療法士です。
時代は、様々な過渡期を迎えているようです。
目新しいものも流行も日々スピードをあげ、次から次へと変転していく世の中を私たちは生きています。
この心理療法室では、そうした世の中の騒がしさからいったん身を引き、過剰なネット情報やフェイクニュースに知らず過度に影響されてしまう我々の日常を、後にします。
私たちは、知らないうちに色々な情報に影響をうけ、煩わされ、自分自身であることを失い、自分とはちがう別の何かに同一化していることがあります。
そうした日常的なあり方から一旦離れてみましょう、そして自分と出会い直してみましょう、という場です。
私たちは、自分の中から出てきたものでは決してないにもかかわらず、簡単にアクセスできる膨大な情報をまるで自分の意見であるかのように勘違いしてしまいます。
ここでは、そうしたものから自分を一度引きはがし、あらためて自分自身を大切にする時間を持つことができます。
当室は、カウンセリングルームや相談室という屋号を避け、「コレクティブワーク研究室」という屋号で最初からはじめました。
コレクティブワークは、多様な側面を持った自分自身と出会う、様々な自分を発見する作業をおこなう、という意味合いがあります。
コレクティブな(集合的、寄せ集める)、ワーク(作業)をおこなう場所、という意味です。
相談室ではなく研究室としたのは、未知なる自分や困難なできごとに遭遇している方のお悩みや問題をわたくしが解決するものではなく、来談した方と共に、その方ご自身のことをその方と共に研究し考えていく場にしていく、というこころづもりからです。
そうはいっても、カウンセリングルームや心理相談室としてご活用ください。
日々の困りごとや、悩みごと、自分への違和感、世間への違和感、相談するところがないけれどこころにずっと持っていること、等々、「こころの作業」が必要ではないかな、と思われている皆さんに、利用していただける場です。
自分にまつわる様々な発見の積み重ねを、日常の中で、日々の生活と同時進行で、100人100通りのやりかたでおこなえます。
当室での試みは、分析心理学(ユング心理学)の多角的な実践と研究の歴史をベースにしておこなわれています。
こころの旅に勇気を持って安心して出掛け、また戻ってこられるような場です。
あくまでも現在の人生と日常を大切にしながら、同時進行でこころの旅という深い冒険に船出し、再び港へ立ち寄るような時間を繰り返していきます。
それは一人旅のようでありながら、こころの中の同行二人がイメージされるような作業です。
自分のために、大切な人のために、どうぞご活用下さい。
ユング派の認定心理療法士 鈴木志乃


