ごあいさつ

当室は、2018年に東大阪市内に開室された、臨床心理士によるカウンセリングルームです。

(現在は、臨床心理士・公認心理師によるカウンセリングルームです。)

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世の中は、様々な過渡期を迎え、目新しいものも流行も、日々スピードをあげてかわっていくようです。

当室では、そうした流れの騒がしさからいったん身を引いて、周囲に流されることなく、自分自身のことを大切にする時間を持つことができます。

 

どのような環境や条件下においても、変らないものや大切にしたいもの、改めて大切にしなくてはならないと思える諸々が、誰にとってもあるのではないでしょうか。

そうしたものはない、自分には何も存在しない、という感覚も、長い人生の中では生まれてくることもあります。

 

心身の変化、あるいは何の変化の無さにも、注意を向け、身の回りの出来事を通じて、多様な自分自身が見出されていくことに共に取り組む場所です。

そのスタンスから、屋号のさいごは、相談室ではなく、こころについての「研究室」という呼称を入れています。

また、「多様な側面を持つ自分自身」を発見するという意味合いから、コレクティブ(集合的、寄せ集める)な、ワーク(作業)をおこなう場所としています。

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<自分の中に、実はずっと変らずにあったものを忘れていた、そのことを思い出した。>

<自分には無い無いと思っていたけれど、ある、ということを実感する瞬間が来た。>

<あると思い込んでいたものが、実は、虚像だったと、いつの間にか知るようになった。>

などなど、自分にまつわる発見の積み重ねを、日常の中で、生活と同時進行で、100人100通りのやりかたでおこなえます。

こうした試みは、分析心理学(ユング心理学)の、多角的な実践と研究の歴史をベースにして、おこなわれています。

こころの旅に、勇気を持って、安心して出掛け、また戻ってこられるような場です。

あくまでも自分の現在の人生と日常を大切にしながら、こころの旅という冒険に船出して、また港へ立ち寄るような時間を繰り返していきます。

 一人旅のようでありながら、こころの中の同行二人がイメージされるような作業です。