スタッフ紹介
鈴木志乃
研究室代表
【臨床哲学/分析心理学への視座】
躍動する分析心理学——型にはまることなく型にとらわれず、混沌から新たな構造を見出す
スイスの精神科医 C.G.ユングを起源とする分析心理学の真髄は、先人らが時代に導かれて紡いできた渾身の理論を、安易に真似て硬直化させた遺骸を担ぐことではありません。
先人らの視座を創造的かつ建設的に検討し直し、変化し続ける時代に合わせて、こころと真剣に向き合い続ける姿勢そのものにあると私は考えます。
わかりやすさは時に「短絡」に通じ、誰でも扱えるマニュアル化は、こころの深みを積極的に捨て去り安定をはかる「形骸化」へ至ります。
私が目指すのは、常に「血の通う新陳代謝」をこころに内包した、豊かで躍動感あふれる分析心理学の実践です。
既存の枠組みに適応しない、「私」という臨床の立ち位置
私のこころの臨床の大きな特徴は、分析心理学という確固たる核を起点(基点)としつつ、私を形成してきた高齢者福祉・家族支援・医療・教育・行政における心理支援事業等、多角的かつ横断的な視座を自らの内に背負い続けながら、新しい地平を模索する点にあります。
異なる知見や経験を、安易なごった煮状態にすると、混沌のまま混乱して終わってしまいます。
そうではなく、既存のフレームワークに無理に押し込めて形の定まらないこころの動きを説明することなく、カオスの中に「ある種の新しい構造やヒント」を見出していくこと。
それが、私の分析心理学の信条であり、取り組みのスタイルです。
「安易な適応を拒み、型破りでありながら、私は私であること。」
自らの専門性の足場を崩さず、隣接する多様な領域と垣根を保ち、対峙しつつ、既存の型を超えた新たな臨床の境地を切り拓くことは、先人から受け継いだ信条です。
私の分析心理学を生きて実践する足場として、コレクティブワーク研究室を開室しています。
心理療法の場として、こころを考える同志とこころざしを共にする場として、活用していただければ何より幸甚です。
コレクティブワーク研究室
主宰
鈴木志乃
